東京モーターショーに行ってきました | |
2019年11月1日(金)
第46回東京モーターショー2019 に行ってきました。
10月24日(木)~11月4日(月・祝) 東京ビッグサイトからお台場周辺エリアでの開催となりました。
「OPEN FUTURE」をテーマに世界で活動する192企業・団体が参加、
業界を超えて「クルマ・バイクのワクワクドキドキ」から「未来の暮らし」「未来の街」にまで領域が広げられました。
多くの輸入車メーカーが出展しなかったこともあり、
入場者数が減少してしまうのではないかとの見方もありましたが
累計入場者数は前回(2017年:77万人)を大きく越える130万900人となり、大盛況のうちに幕を閉じました。
横浜ゴム
アルプスアルパイン社とタイヤセンサーを共同開発することを発表した横浜ゴム。
今後進展が見込まれる技術として4つのコンセプトタイヤを展示しました。
中でも、「YOKOHAMA Intelligent Tire Concept」は
タイヤに取り付けたセンサーから取得するデータをクラウドに繋げ、
タイヤと車両、ドライバーの通信端末、ロードサービス会社、
ヨコハマタイヤ系列店などを連携させるタイヤのIoT化のコンセプトということでしたが
これがもし実用化されれば自動車の整備不良による事故が減り、
安全な車社会に一歩近づくのではないでしょうか。
トヨタ
事前情報で豊田章男社長が発表したとおり、
量産車の展示がありませんでした!
未来の社会、未来の車の価値を表すような展示でした。
ブースでは来場者が顔写真入りのレジデンスカードを発行し、
未来のモビリティ体験などを通じてポイントを集めると、
出口の「トヨタコンビニ」でレアなグッズと交換することができました。
残念ながらレジデンスカード発行まで50分待ちとなっていたので実際に体験はできませんでしたが
グッズもかわいくて面白い発想だと思いました。
トヨタ車体では新型のフルサイズワゴン「グランエース」が初のお披露目ということで
たくさんの人だかりができていました。
プロモーションが始まるとBGMと役者さんの演技とでまるでCMをみているかのようでした。
グランエースは12月16日からトヨタ販売店全チャネルで発売を開始しております。
レクサス
ガルウィングのEVコンセプトカー
LF-30 Electrified が世界初公開となりました。
レクサスは2020年代前半でPHVやEV専用モデルを投入する予定としています。
ダイハツ工業
パブリックトランスポーターの「イコイコ」など、4台のコンセプトカーの展示がありました。
次世代のダイハツのモビリティを表現しています。
個人的にすごいなと感じたのは環境省のブースにあった新素材「セルロースナノファイバー」です。
鋼鉄の5分の1の軽さで5倍以上の強度を有する次世代高機能素材で、
樹脂・金属・ガラス素材の代替素材として活用することが可能です。
森林資源や農業廃棄物等の植物性資源から生産可能なカーボンニュートラルな素材で
軽量化による燃費改善でCO2の排出も削減できます。
FOMM
世界最小クラスの電気自動車で緊急時には水上走行も可能という「FOMM ONE」。
タイ北部の水害地域で救援物資運搬車として活躍しました。
東京モーターショー、
2年前と比べるとかなり様変わりしていました。
車を展示しているだけのショーから、
来場者参加型で大人も子供も楽しめるエンターテイメントに進化したように感じます。
次回開催はオリンピックの翌年、2021年。
さらに進化した東京モーターショーが今から楽しみですね。