『ウェット性能「a」、ラベリング』について勉強しました | |
2018年7月12日(木)本社会議室へ横浜ゴムより講師の方にお越しいただき、「ウェット性能a」と「ラベリング」について勉強会をしていただきました。
講義を聞いた後、ペアに分かれて打ち合わせをし、ロールプレイング研修も行いました。
ラベリングとは、転がり抵抗性能とウェットグリップ性能の両性能をグレーディングシステム(等級制度)に基づいて表示したものです。これは、タイヤ業界統一のものなのです!
見本:JATMAより
横浜ゴムは、特にウェットでの安全性は重要と考え、ウェット性能の改善・向上を大きな課題として研究・開発に早くから着手してきました。惜しみない努力と情熱により、最高グレードのウェット性能「a」を業界初の250サイズ以上で獲得しました。
CMなどでも「雨に強いヨコハマ」とアピールしています!
近年ゲリラ豪雨が降ったりと雨が多い日本ですから、ウェット性能は重要です!
ウェット性能とは、“ウェット排水性”と“ウェットグリップ力”の組み合わせで設計されます。
ウェット排水性は主に溝面積が影響しており、ウェットグリップ力はコンパウンドが影響しています。中でも、混ざりにくいシリカをゴムにどれだけ混ぜることが出来るかというのが問題となります。しかし横浜ゴムは上手くシリカとゴムを混ぜる技術を開発し、採用したことで、たくさんのタイヤサイズをカバーするウェット性能「a」を獲得しているのです!!
また、ウェット性能と燃費は相反するものです。ウェット性能最高グレードの「a」、転がり抵抗「A」を獲得し、低燃費タイヤと認められているタイヤが多いのはとても素晴らしい技術だと言えます!!
実は、「音」もウェット性能と相反するものであり、そのため、V552(アドバンデシベル)では、44サイズ中39サイズはウェット性能「a」転がり抵抗「A」を獲得していますが、5サイズのみウェット性能「b」転がり抵抗「A」となっています。
それは、V552は「目指したものは、かつてない静粛性」というキャッチコピーを使用していることからも分かるように「音が静か」ということをコンセプトにしたタイヤだからです。サイズ別に検査を行い、その結果ウェット性能を1ランク落として「静かさ」を保った結果なのです。
ウェット性能は安全の為に素晴らしい性能ではありますが、横浜ゴムはウェット性能だけにこだわっているわけではなく、それぞれタイヤにコンセプトがあり、強みとなる性能が違います。
ですから、皆様も是非、自分の車にはどんなタイヤが合っているのか、また、どんな性能を重視して車に乗りたいかということを大切に、ご自分のお車のタイヤを選んでみてください!
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